愛知県犬山市羽黒城屋敷
羽黒城跡説明板興禅寺裏手に隣接して羽黒城址がある。
昔は民家の路地から竹藪となっている土饅頭に分け入り、蜘蛛の巣を掻き分けて鬱蒼とした頂上に着くと、城址碑を撮影するにはフラッシュ撮影が絶対だったが、写真の通り、今はかなり整備されている。平成18年(2006)NHK大河ドラマ「功名が辻」放映に際しての整備であるとのこと。
前方後円墳の上にある城址碑空堀址興禅寺の項でも触れたように、梶原氏が代々治めてきたこの城は、本能寺の変あたりで一旦廃城となる。
土塁空堀址空堀址しかし、わずか2年後の小牧長久手合戦の時には、秀吉軍の山内一豊・堀尾吉晴らが羽黒城を修築して小牧山城に対する前線基地として守備することになった。その戦後、廃城となる。
北側の空堀址さらにその北に隣接して磨墨塚史跡公園があり、ブランコなどの遊具に囲まれて名馬磨墨の墓があります。
隣接した磨墨塚史跡公園内にある磨墨塚梶原景時の嫡男、景季が頼朝から拝領して宇治川で先陣争いをした時のあの名馬である。(完)
磨墨塚内部(左 お隅の方墓・右 名馬磨墨塚)